家族と絶縁したら人生イージーモードになった件

日常
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姉と縁を切りました。
そして人生楽になりました。


「『家族仲良く』なんて必要ない。自尊心を失って身を削ってまで我慢する必要ない」


これは、子供時代の私に伝えたいメッセージです。
同じ悩みを抱えている人にとって、少しでも参考になれたらいいなと思います。

 



姉と私の親密性

周囲からは「仲の良い姉妹」と言われていました。
姉も私のことを友達のように思ってくれていたようで、私も「いい時」はこんなに話してて面白い人はいないと思っていました。


でも、その「いい時」は、姉の機嫌に左右されていました。
何かのきっかけで姉の発言に傷ついたり、不快な思いをすることを恐れる心配が心のどこかにはありました。

子供の頃の私から見た姉の特徴

  • 情緒不安定
  • 繊細
  • 暴力的な一面も
  • 残酷
  • (ずる)かしこい
  • 意見の主張が得意

子供の頃から、姉は自分の意見を言える人でした。
母から何か気に入らないことを指摘されたら、きちんと主張できる人でした。


しかし、情緒不安定なところもあって、「話合い」というよりは、強く言って「場を支配しようとする」感じで受け取っています。


母も姉には強く言えないところもあり、自分の意見があまり言えない私の方に言ってきた印象があります。


そして姉には暴力的な一面もありました。
私が中学生くらいの頃、2人で楽しくカラオケしてた時に、姉がデンモクに入力する字を立て続けに間違えたので、
「間違えているよ~」と冗談で言ったら、「うるさいな」と強くぶたれた思い出が残っています。


…ちなみに、小学生の頃は私が歌うと姉も母も下手だと言って耳を塞ぐので、恥ずかしくてカラオケで歌えなくなりました。


言葉の暴力もありました。
私の学習机の上にずっとあった修正液を使ったら姉の物だったらしく、「(自分のものにするなんて)どんだけ都合のいい女だよ」と言われた傷ついたことを覚えています。


傷ついた側にしかわからないと思いますが、シチュエーションはどうあれ、暴力や言葉自体が鋭く残るのです。
傷つけた側は簡単に忘れてしまうのに。

自尊心や自己主張のない私の性格

姉から言われたことに傷ついても、言い返して余計に傷つくのが怖いだけではなく、
「私が悪いからだ」と思っている部分もありました。


自分の意見は間違っているから、主張することが恥ずかしいとも思っていました。


いつも負けてしまうのがわかっているので、場の空気を読んで姉との争いが起こらないように気を付けていました。
場の空気を読んだ行動をすると姉は褒めてくれるので、それを善しとして疑わなかったです。


そんな自分に軸のない行動をし続け、私が中学生の頃から心の弱さが出始めました。

中学時代
・思春期の拒食症
・部活に通えなくなり休部
 

大学時代
・学校に通えなくなり半年休学
・醜形恐怖、自殺願望
・1か月完全に引きこもり


こういった弱さや性格も相まって、姉とのネガティブな思い出は根強く残っています。

疎遠の前兆

「会わない」と決める前に、半年間姉から距離を置いた時がありました。
掃除が苦手な姉の代わりに、家の大掃除を1日かけて行ってから1週間も経たないうちに起こった出来事がきっかけです。


実家で友達の結婚式に着ていくドレスを選んでいたら、「デブのくせに自分が着たいドレスを着る資格はない」と言われました。


実際のセリフはショックで覚えていないのですが、要約するとそうです。
姉のように感情的に声を大にして泣くことは嫌いでしたが、その時は思いっきり泣きました。


でも、謝ってほしい時に姉はいつも謝ってくれません。
小学生の時、アクシデントといえど傘で私の目を誤って刺した時もそう。


私にとって大事な時に姉は謝ってくれないのです。

ボディシェイミング

ボディシェイミングとは、上記で述べたような体型や外観に対する誹謗中傷のことです。
これには子供の頃から傷ついたことが多かったです。

・「デブ」(これはしょっちゅう。子供の頃から植え付けられている)
・「私たち、(目が細くなるから)笑わない方がいいね!」
・「なんで私たちってこんなに目が小さいんだろうね」
・「〇〇の方がもちぱんより顔整ってる」

デブに関しては、「デブな私が悪い」と思っていたので返すことはできませんでした。


姉は私が拒食症であばら骨や尾てい骨が出ている姿を見ていました。
醜形恐怖で苦しんでいる姿を見ていました。


それでも、完全に立ち直った過去のこととして捉われているのか、ボディシェイミングは続きました。


むしろ、姉はこう接されることを求めているのか?と思い、私も姉の見た目をからかったことがあります。
姉は酷く傷ついた顔をしていました。


傷ついた顔ができていいな。
私はその場の雰囲気を壊さないために、一生懸命自分の気持ちを抑えてきたのに。と思っていました。

会わない、と決めた日

きっかけはすごくくだらないことです。
姉が結婚式後のお金の集計などで大変な時に、姉の旦那が私の FORTNITE(オンラインゲーム)のパーティに参加してきたことがきっかけでした。


そんな状況とはつゆ知らず、私は別の友達とプレイする予定だったので、状況を説明するために通話しながら1度だけプレイしました。


文面で断るより、1度通話しながら楽しく終わるのが私の中では優しさだと思ったからです。


プレイ後、通話が突然姉に代わりました。
「結婚式の後処理をしているから。部屋も1つしかないし、引っ越したらいくらでもしていいけど、今は状況を見てくれる?」と諭すように言われました。


こちらの気持ちを伺うこともなく、自分が大人のように諭すような説教が大嫌いでした。
しかも、それってまずは自分の旦那に言うべきことではないのだろうか?と思い、
ちょっと前の私の誕生日にも嫌なことがあったのと相まって、そこから連絡を取るのをやめました。

会わなくなってからの後悔

ないです。


私は心のどこかで、母の気持ちを心配していました。
姉妹仲良くしてほしい、と当然思っているからです。


でも母と話し合ったときに、「姉妹がそれぞれ幸せに暮らしているのならそれでいい」と言ってくれたので、楽になりました。

また、今後もし姉と仲良くしてほしいと言うことがあれば、それは姉と仲良くできない「私の欠点」ではなく、私が深く傷ついたことを理解することのできない「母の欠点」だととらえられるようになりました。


姉と離れて1年。心が前よりずっと穏やかで、自尊心を持てていることを感じています。


姉がどこかで幸せに暮らしていたら、それでいいです。


いつか、母の老後のサポートのことを決めていきたいな、と思っています。
お互いが平等になるようにサポートしたいと思っています。


姉の一度目の結婚式の時、私に手紙を読んでくれました。
私はいろんな思い出で、自分の結婚式の時に姉に手紙を書くことができませんでした。
でも、これが姉への私の気持ちです。

きょうだい・親の関係で悩んでいる方へ

私は精神科医でもなんでもありませんが、私個人の考えとしてお伝えしたいです。

家族との関係を改善したい方へ

自分の苦しさは、思っているより全然伝わっていないことが多いです。


もし一度も家族に伝えてないのなら、泣いても、うまく言えなくても伝えてみてください。
伝えなかった後悔をすることがなくなります。


また、家族の理解不足や甘えで今の状況に陥っていたら、改めて気づいてくれると思います。
家族の気持ちも理解し、状況が改善すれば、一方的に被害に遭っていたという誤解がなくなると思います。
改善しなかったとしても、自分にやれることはできたと思えます。


もし苦しみをごまかそうとしているなら、自分の気持ちを軽く見ず今の状況を受け止めてほしいです。


拒食症・不登校・自傷行為・ひきこもり 等、たとえそこまで顕著に行動に出てなくても、自分の苦しさに決して間違いはありません。
どんな性格であっても、それは尊重されるべき感性です。


自分の辛さを自分でごまかしてはダメです。
家族は自分以上には辛さを理解してくれません。

家族から距離を置きたい方へ

家族の関係がもとに戻らなくても大丈夫です


家族のサポートや理解が得られない場合、修復ができなくなっても大丈夫です。
家族との関係は、自分の自尊心に影響を及ぼしている場合があります。


私は社会に出るまで、自分の事をバカだと思って疑っていませんでした。
それは、姉と母の私への態度で感じてました。


もし同じ状況にあるのなら、今と違う環境に行ってください。
友達でも、バイトでも、会社でもいいです。


周りの環境がとても大事です。
自分で気づかなかった発見があると思います。


私には、「容量がいい」と言ってくれる友達がいました。
「仕事の覚えが早い」と、いろんな職場で言われました。


自分の自尊心を殺してしまうような環境では、自分にネガティブなバイアスがかかり正常な自己評価ができません。
違う環境で、よく言われる長所や特徴があれば、それが1つの本当の自分です。


ちなみに、恥ずかしくて歌えなかったカラオケですが、今は歌が大得意。
少なくても姉よりうまいと自信を持っています(笑)


自分の可能性を潰す場所からは、離れましょう。
そうしたら視野が広がります。


今は家族から離れることが難しい若い方でも、バイトや就職で少し財力がつけば必ず家族と違う場所に移ることができます。


血縁関係がある以上、親の介護や相続など、どうしても関わらなくてはいけないこともあるかもしれませんが、その時だけやればいいんです。
それすらやりたくなかったら、一番自分が納得できる手段を調べて備えればいいんです。


大事な時にいろんな選択肢が得られるよう、自分の将来を重視し経済力をつけておくことが大事だと考えています。

日常
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もちぱんじゃぱん