ワクチン接種(2回目)が完了した日本人の割合は、とうとう60%ほどになりましたね。(2021/10/3 現在)
遅ればせながら、超臆病な筆者もモデルナワクチン1回目を2021/9/22 に摂取してきました。
まだワクチンの接種に悩んでいる方に向けて、体験談を記載したいと思います。

- 28歳(女)
- 既往歴なし
- 摂取当日のコンディション良好
- 大の注射嫌い
ワクチン予約
県をまたいでの引っ越し時期が悪かったのか、8月末になってもクーポン券が自宅に届かずでした。
厚生労働省のコロナワクチンナビから、クーポン券を発行してもらうことができました。
特にメールアドレスを入力する欄がないため確認メールなどは届きませんが、1週間程度で自宅にクーポン券が届きました。
個人的には副反応が少しでも弱い、ファイザー社のワクチンを接種したかったのですが、住んでいる地域では予約が取れる目途が立っておらず。
そうこうしているうちに職域接種の予約が取れたため、モデルナ社のワクチンを接種することになりました。
接種当日
職域接種会場に移動している時が緊張のピークです。
死亡率のことや、筋肉注射の痛みや、副反応のことなど、怖いことが多かったです。
死亡率は極めて低いことを再認識し(それでもインフルエンザワクチンよりはリスクが高いです)、注射の痛みも、「力を抜いて受けると良い」というアドバイスを安心の材料にしました。
会場についてからの流れ
職域接種会場の流れはとてもスムーズでした。
14:00~の予約で、14:07には接種が完了している状態でした。
- 検温、予診票・接種券(クーポン券)の提出
- 問診
- 接種
- 経過観察(待機)
検温、予診票・接種券(クーポン券)の提出
非接触式温度計のため、一瞬で体温測定は終了しました。
受付の方に予診票とクーポン券を提出したら、すぐに問診の方へ案内してもらいました。
問診
問診時間は1分かからなかったと思います。

解熱剤は市販のもので大丈夫ですか?
おすすめはありますか?

なんでもいいよ~
実際に症状が出てから飲んでね。
その前に飲んだらダメ。
接種
いよいよ大嫌いな注射の時間です。

今までワクチンを受けた後に、アレルギーなどを起こしたことなどはありますか?

いえ、大丈夫ですが、注射がとても嫌いです…。

ベッドで横になりながら受けますか?

…いえ、大丈夫です。
筋肉注射は力を抜くと痛くないと聞きましたが、本当ですか?

はい、できるだけ力は抜いてくださいね。
では打っていきますね。
左腕で大丈夫ですか?

はい、大丈夫です。
…何秒で終わりますか?

何秒で終わらせたいですか?
10秒もかからないと思います。

10秒ですね!(長いな…)
頑張ります。

では、いきます~
(ぷすっ)

…すご~い!痛くない!!

あっはっは!
本当にすぐに終わりました。
体感としては接種時間は6、7秒くらいです。
優しいお医者さんに感謝です。
とにかく、ポイントは力を抜くことです。
それでも心配な方は、ベッドで接種できるようです。
この後、次回の予約時間が記載された紙と接種後の注意書が渡され、提出していたクーポン券が返却されました。
- 過度な飲酒
- 過度の運動
- 入浴時は接種箇所をこすらない
経過観察(待機)
14:07には接種が完了しましたが、15分間は会場の椅子に座って待機が必要でした。
一番恐いアナフィラキシーショックは、接種後30分以内に現れるということで、私は長めに待機していました。
特に問題がなかったため、会場を後にしました。
副反応の経過
接種から6時間後:腕の痛み発症
夜の20:00頃、腕の鈍痛が出てきました。
腕を動かすと痛みがあるため、安静にしていました。

2日間は、腕を上げも下げもできず、このような状態でした。
(大げさに言うと)
接種から10時間後:痛くて寝にくい
接種した左腕を下にして眠れず、仰向けでも腕が突っ張る感覚で痛くて眠れず、常に右腕を下にして寝ていました。
上に来ている左腕も決まった角度でないと痛く、寝返りが打てずにたびたび起床。
この状態がやはり2日続きました。
接種から1日後:旦那に腕を触られて叫ぶ
私が痛いことをすっかり忘れた旦那に、「とんっ」と腕を触られました。
反射で「ぎゃーっ」と叫ぶほど、痛かったです。
接種から1日後の夕方:37.2℃の発熱
だるくてぼっとする~という感じでした。感覚的にもちょっと熱かったです。
腕を痛くない角度に保ち続けたことによる疲れがだるさの原因かと思っていましたが、熱を測ってみたら37.2℃でした。
ただし、就寝前には熱は下がっていました。
接種から3日後の早朝:仰向けで眠れるように
やっと仰向けで眠れるようになってきました。
接種から5日後の夜:接種箇所をボディタオルでこすれるように
この日まで、入浴時はなんとなく怖くて接種箇所手をでさするように洗っていました。
ボディタオルで優しくこすっても痛みはなかったです。
接種から8日後の夜:軽度のモデルナアームに
全体の80%は女性に発症するという「モデルナアーム」。
アレルギー反応の一種のようです。
色々な情報がありますが、NHK の News Web によると、発症率は5.6%とのことで、約18人に1人の割合だそうです。
接種箇所より下に、約10cm 程の赤みが出ました。
触ると熱くて少しだけ痛いですが、かゆみ以外気になる点はありませんでした。
もし、かゆみや熱が気になる場合は、解熱鎮痛剤を使って大丈夫とのことです。
画像は、モデルナアーム発症2日目の写真です。
カメラの映りがイマイチで申し訳ないです…。


現在発症4日目ですが、徐々に赤みは薄くなり熱も和らいできました。
(写真で撮ると、赤みの変化があまりわからないのでupは諦めました。)
→追記:発症から9日後、赤みはなくなりましたが飲酒(ほろよい半缶程度)で赤みが戻る状態でした。
この状態は完治しなくても2回目の接種が可能でした。
モデルナアーム発症の場合、2回目の接種は?
1回目で赤くなるのだから、2回目の接種はもっと恐ろしいことが起こるのでは…?
と思い、調べてみましたが、結果としては2回目の接種もOKとのことで、安心しました。
- モデルナアームのアレルギー反応は、アナフィラキシーショックとは全くの別物。
- 2回目の反応が1回目よりも悪くなるといった情報はない
まとめ
私みたいに筋肉注射そのものが恐くて受けていない方がいたら、そこは安心していただきたいです。
それ以外の接種を受けることのメリット・デメリットを個人的にまとめてみました。
- コロナ感染リスクを90%以上カット
- 外出時や人との対面時などの、精神的な安心感
- 会社の環境的にも受けたことで堂々としていられる感覚
- 感染カット率の長期的なデータがない
- 副反応の発症率が高い
私の環境では、会社が感染リスクを考慮してくれたため、「ワクチンの接種がまだの場合は出勤できない」というかたちになっていました。
迷惑をかけたくないため、接種を決意しました。
もしその決まりがなかったら、まだ受けていなかったかもしれません。
個人的には、もう少し長期的なデータが出てから受けたかったかな、と思います。
ただ、たとえテレワーク等で外出の機会が少ない人にとっても、買い物先や、家族・友人と会うなど、感染リスクはどこにでもありますよね。
メリット・デメリットを天秤にかけて決定するのはなかなか難しいですが、この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。