大和リビングから届いた賃料値上げの通知をきっかけに、引っ越しを決意しました。
(詳細は以下の記事をご覧ください)
退去時に適切に精算してもらえるよう、トラブル予防のための徹底調査をしました。
結果的に請求金額は0円でしたが、円満ではなかった足立営業所とのやりとりも記載していきます。
※この記事は「リベラルアーツ大学」やNPO法人「賃貸トラブルたすけ隊」さんの公式サイトを元に対応しています。
解約時の心得
まず、賃貸を退去するすべての方に役立つ心得をご説明します。
【心得1】解約申請後のやりとりは全てメールで
メールとして、記録に残すことのメリットは以下の通りです。
「今後のやりとりは、言った言わないなどのトラブルを避けるため、メールでお願いいたします。」
といった内容をメールで伝えておくことが大切です。
※D-room アプリから解約申請を行う場合は、上記を備考欄に記載しましょう。
電話でのやり取りが必要な場合は、通話を録音しておくことが大切です。
録音機能がない場合は、無料の録音アプリが手軽に手に入ります。
【心得2】立ち合いはしない
私の賃貸の場合は立ち合いは不要でしたが、退去時に立ち合いをする賃貸はたくさんあるかと思います。
立ち合いをすると、身に覚えのないような部屋の傷や汚れについても言及されることがあるようです。
もしそこで認めてしまうと、精算時に上乗せされてしまう可能性があります。
立ち合いを求められたら、基本的にはお断りしましょう。
【心得3】退去完了時の連絡がミソ
私が住んでいた賃貸の場合は、メールで退去完了の連絡が必須でした。
もし必須ではない場合でも、連絡して下記の内容を必ず伝えてください。
- 退去費用の請求は、ガイドラインに沿ってお願いします
- 原状回復費用を請求する場合は、減価償却部分を明確にするため、貸主側の立証責任において、新品だったかどうかを証明する写真や領収書を添付してください
- 請求書は単価・㎡・減価償却率まで記載してください
- 請求金額は専門家に確認の上、お返事します
ガイドライン?原状回復?減価償却率? と疑問に思われた方は、ぜひ賃貸トラブルたすけ隊さんの公式サイトを一読されることをお勧めします。
もし十分に調べる時間がなかったとしても、上記4点は必ず伝えておきましょう。
トラブルの予防になります。
この結果、私の場合は請求金額は0円(最初の契約時に支払ったハウスクリーニング代のみ)で、日割り分の家賃や共益費が返金されました。
解約精算時にトラブルが発生したら?
トラブルが起こった場合、どこに相談したら良いのでしょうか?
相談費用が無料の消費者ホットラインや法テラスなどがありますが、私がいざという時に利用しようと考えていたのは、やはり「賃貸トラブルたすけ隊」さんでした。
有料(月額490円~、いつでも解約可能)でYoutubeのメンバーになると、LINE や Twitter で個別に専門的なサポートを受けられます。
ただし、サポート対象は以下に限られる点は注意が必要です。
足立営業所の残念な対応
ここからは足立営業所の残念だった点を、個人的な視点から記載していきます。
【対応1】1か月以上精算完了の連絡なし
退去完了の連絡後に営業所からの返信はなかったのですが、「返金までには退去から1か月程度かかる」旨が D-room アプリに記載されていたので、待っていました。
しかし、返金どころか精算完了の連絡もなかったので、退去から1か月と9日後、こちらから電話をすることにしました。
すると当日中に担当者から折り返しがあり、すぐに精算明細書を新居に送ってくれることになりました。
こちらからアクションしなければ、返金されなかったのでは…?
【対応2】謎の電気代請求
解約日前日までに新居に引っ越しが終わり、退去完了連絡を送っていました。
しかし精算内訳を確認すると、もういないはずの解約日に電気代47円がかかってる…?
(私の賃貸では、大和リビング専用の電気が供給されていました)
考えてみても、備え付けのエアコンの待機電気と、24時間運転している風呂場の換気扇くらいしか思い当たることがありません。
調べたところ、47円はエアコン1~2時間分の電気代と同等のようです。
精算書の実施日を確認すると、ちょうど解約日のようでした。
おそらく、部屋のチェックをする際に利用したエアコンの費用だと推測しています。
返金予定日が1ヶ月近く遅れている上に、チェック時の電気料金まで引かれるのか?と、
金額は小さいですが、あまりいい気持ちではありませんでした。
精算書の承認をする前に、念のため問い合わせてみました。
解約日の電気料金の内訳ですが、解約精算明細の日付を見る限り、退去後の賃貸のチェックの際に利用したエアコン等の料金ではないですか?
もしその場合、貴社の責任において退去精算はされるかと存じますが、その際に発生した電気料金の支払いはこちらの義務でしょうか?
この時、同時並行で精算内訳について問い合わせていた件もあり、2往復ほどのやり取りをしました。
1通メールを送るごとに、返事を3日待ちましたが、以下の回答が来ました。
弊社物件担当が、ご退去後のお部屋の確認は解約日翌日に行っております。
解約日まではご契約者様へのご請求とさせていただいておりますので何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
明細には、チェックの実施日が解約日の日付ではっきり記載されていますが…。
47円のために割く労力ではない、と以下のメールを送って諦め、精算を承認することにしました。
解約精算明細書の実施日に「〇月〇日(解約日)」と記載されておりますが、部屋の確認でない場合、どのようにしてこの日の電気料金が発生するか、説明いただけますか?
ご説明が難しいようでしたら返信不要です。
エアコンの待機電気と風呂の換気扇のみで1日約50円、月1500円相当の電気代が発生するものだと認識いたします。
もちろん、返信は来ませんでした。
待機電気と風呂の換気扇で月1500円かかっているとしたら、大和リビングの電気は相当高額です。
あり得ません。
まとめ
退去精算の際、領収書の添付や減価償却率の記載をお願いするなんて、面倒臭い人だと思われる!
と思いますよね。
しかし、精算で支払いを請求されるとしたら、その内訳を詳しく説明してもらうのは当然のこと、と思うようになりました。
例えば、私たちが会社の経費で支払いをするとき、必ず領収書などの明細書が必要ですよね。
これと同じことだと思います。
賃貸に関わることはお金が大きくかかるものなので、余分な費用を引かれないように、ご紹介した内容を参照にしていただけますと幸いです。
【おまけ】大和リビングに実際住んでみての感想
大和リビングに約2年住んでの個人的な感想をまとめてみました。
以下の感想は、賃貸によって差があるかと思いますので、あくまでも参考程度に見ていただけますと幸いです。
- 家賃がクレジット払い可能
→カードのポイントが貯まる
- 家の機能性が抜群
・風呂:水はけのよい床・広い湯舟
・流し:使いやすく、広々とした流し
・キッチン:広くて収納に便利なキッチン
・リビング:収納などに万能な本棚つき
- 無料Wi-Fi の回線が不安定でほぼ利用できなかった
→時間帯によっては、ネットの閲覧も難しい
- 営業所の対応
・家賃の値上げや退去精算など、お金に関する大事なことのレスポンスが遅い・来ない
・賃貸特典の Web 英会話が急に利用できなくなった時の対応がイマイチ
→「本来もちぱん様の賃貸には付いてない特典ですが、契約時に間違えてしまったので、特別につけている」との理由を伝えられました。
特典があると説明を受けた上で契約したので、こちらにはその手違いは関係のないことです。
無料インターネットがあると、「Wi-Fiを別途購入しなくて済み、お得!」と思っていましたが、
不安定なため、結局別途購入することになりました。
無料と言えど、共益費の内訳に含まれている可能性があります。
回線速度は契約前に確認しておく方が良いと思いました。
家自体はとっても生活しやすく、快適でした。
ただ、家のデザイン性や機能性だけでなく、いざという時に安心できる対応を受けたいという方は、入居前に管理会社の口コミなどをチェックされてくださいね!
さいごに
この記事は、「リベラルアーツ大学」と「賃貸トラブルたすけ隊」が提供する情報をもとに、自分なりに実践した体験談を記載しています。
有益な情報に感謝。
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