【Power Automate】クラウドフローからデスクトップフローを実行

Power Automate Desktop
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Power Automate Desktopフローも自動実行できたらいいのに。。

もちぱん
もちぱん

クラウドフローからデスクトップフローを実行することで、
自動実行できるようになりますよ。

この記事でわかること
  • クラウドフローからデスクトップフローを実行する方法
  • クラウドフローで取得した情報をデスクトップフローに渡す方法
  • デスクトップフローで取得した情報をクラウドフローに渡す方法




 

前提条件

  • 職場または学校用のアカウント(Windows ProかWindows Enterprise版のデバイス)
  • Premiumライセンス(アテンド型*の場合) / Processライセンス(非アテンド型*の場合)

*アテンド型…
ユーザーがログインしておくことで実行されるフロー。

*非アテンド型…
ユーザーがサインアウトしておくことで、バックグラウンドで実行されるフロー。


 

デスクトップフローの準備

自動実行したいデスクトップフローを準備しておきます。

 
 

クラウドフローからデスクトップフロー実行

クラウドフローを作成し、適切なトリガーを選択します。


「デスクトップフロー」コネクタの「デスクトップ用Power Automateで構築したフローを実行する」アクションを選択します。


パラメータを設定します。

Desktopフロー作成したデスクトップフローを選択します。
実行モードアテンド型 or 非アテンド型 を選択します。
NewInputデスクトップフローで「入力変数」を設定した際に、ここパラメータが表示されます。
アテンド型モードデスクトップ(規定) or picture-in-picture*を選択します。

*picture-in-picture…仮想ウィンドウでフローが実行される。
ユーザーがPC作業を中断せずにデスクトップフローを実行可能。
優先度標準 or 高 を選択します。
高を選択した場合、他のデスクトップフローより先に実行されます。


【入力変数】クラウドフローからデスクトップフローへ値を渡す

クラウドフローで取得した値をデスクトップフローに渡したい場合、デスクトップフロー内に「入力変数」をあらかじめ設定しておく必要があります。



「入出力変数」の「+」アイコンより設定可能です。


変数名やデータ型の変更は、必要に応じて下記画面で行います。


入力変数を設定すると、デスクトップフローのアクション内で変数として選択できるようになります。



ここで設定した入力変数は、クラウドフローの「デスクトップ用Power Automateで構築したフローを実行する」アクションのパラメータに表示されるようになります。

入力変数を任意に設定した場合、必須のマーク(*)がつかなくなります。



この状態でフローを実行すると、デスクトップフローの「メッセージを表示」アクションで、
クラウドフローで設定した値が表示されるようになります。



 

【出力変数】デスクトップフローからクラウドフローへ値を渡す

デスクトップフローで取得した情報をクラウドフローに渡したい場合、「出力変数」をデスクトップフロー内で設定します。



「入出力変数」の「+」アイコンより、「出力」を選択します。



必要に応じて出力変数名やデータ型を変更します。



出力変数を設定すると、デスクトップフローのアクション内で変数として選択できるようになります。



ここで設定した出力変数は、クラウドフローのアクション内で「動的なコンテンツ」として利用することができるようになります。



この状態でフローを実行すると、クラウドフローの「作成」アクションで、
デスクトップフローで設定した値が表示されるようになります。

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